今日は1月26日(金)です。武田信玄の名言とそれにまつわるエピソードです。
風林火山(ふうりんかざん)は、甲斐の戦国大名・武田信玄の旗指物(軍旗)に記されたとされている「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の通称である。
風林火山の原文の出典は『孫子の兵法・軍争篇』の一節、風林火山の後にも続きがあり、全文は以下である。
「 故其疾如風、其徐如林、侵掠如火、不動如山、難知如陰、動如雷霆、掠郷分衆、廓地分利、懸權而動。 」
故に、
其疾如風: 其の疾ときこと風の如ごとく、
其徐如林: 其の徐しずかなること林の如く、
侵掠如火: 侵掠しんりゃくすること火の如く、
不動如山: 動かざること山の如し、
難知如陰: 知り難きこと陰かげの如く、
動如雷霆: 動くこと雷霆らいていの如し、
掠郷分衆: 郷を掠かすめて衆を分かち、
廓地分利: 地を廓ひろめて利を分かち、
懸權而動: 権を懸けて而して動く。