今日は2月20日(月)です。今日から「王貞治」の名言です。
まずは王貞治について。
〇もともとは投手
台湾国籍のお父さんと日本人のお母さんの子ども。ということもあってか、少年時代から体の大きさは日本人離れしていました。中学生ですでに身長が175cmあり、相撲がとりあわけ強かったと言います。
高校は野球の名門、早稲田実業高校に進学し、2年生の春の甲子園で優勝、また夏には延長11回まで完投、ノーヒットノーランを果たすなど投手として大きな印象と記録を残しました。
〇巨人に入団も不振の3年間
甲子園の活躍もあり、破格の条件で巨人に入団した王さん。しかし、投手としての評価はあまり良くはありませんでした。
投手として入団したにもかかわらず、投球練習を見た監督から「明日からもう投げなくていい」と言われてしまいます。それでもバッティングはルーキー離れしており、周囲はそれに大きな期待を寄せていました。
しかし最初の3年ほどはその期待に応えられるような活躍はできませんでした。
三振も多く、三振王と野次られることも多かったみたいです。
〇一本足打法を習得
その後、荒川博さんが巨人の打撃コーチに就任すると、王さんの練習に対する意識から徹底的に鍛えなおしていきました。
その中でバッティングフォームも改善も試みます。様々なフォームを模索する中、のちに王さんの代名詞ともなる一本足打法もありました。
一本足打法にしてから成績が伸び始めた王さんはそれにさらに磨きをかけるために練習に没頭していきます。
〇ホームラン868本の世界記録
数々の記録を残してきた王さんですが、一番の記録は何と言っても通算ホームラン数でしょう。
それは現在でも塗り替えられていない圧倒的な数字、868本です。2位がアメリカメジャーで活躍したバリーボンズ、彼が762本なので、100本以上の差をつけて一位に君臨しています。
日本に限定すると2位の野村克也さんが657本なので、こちらも200本以上差をつけるほどの圧倒ぶり。
のちに野村さんは「王の素振りに比べれば自分は遊びのようなもの」「あれだけ練習した王だから、世界記録を作っても不思議ではない」と王さんの練習の凄さについて語っています。
◎努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。