今日10月30日(日)は「鳥居」についてです。

今日10月30日(日)は「鳥居」についてです。

鳥居は神社を示し、また神社の神聖さを象徴する建物ともいえます。鳥居は神社の境内と境外を分ける境に立てられ、鳥居の内は神様がお鎮まりになるご神域として尊ばれます。また、特定の神殿(本殿)を持たず、神体山など自然物をご神体、または依代としてお祀りしている神社の中には、その前に鳥居が立てられ、神様の御存在を示顕するものとして尊重されております。

鳥居の起源については,天照大御神が天の岩屋にお隠れになった際に八百万の神々が鳥を鳴かさしめましたが、このとき鳥が止まった木を鳥居の起源であるとする説や、外国からの渡来説などがあります。

鳥居は、その材質・構造も多種多様に及び、それぞれの神社により形態が異なります。一説には六十数種類の形態があるとも言われており、代表的なもとしては、鳥居上部の横柱が一直線になっている神明鳥居と、この横柱の両端が上向きに反っている明神鳥居があります。この他、形態では明神鳥居の横柱上部に合掌形の破風のついた山王鳥居や、また丹塗りの稲荷鳥居など特徴的なものがあります。