今日10月25日(火)は「神紋」について①です。

今日10月25日(火)は「神紋」について①です。

各家の家紋と同じようにそれぞれの神社にも紋章が用いられており、これを神紋と称しています。

我が国における紋章の起源は、平安時代に武家社会において用いられた紋章に遡ることができます。始めは各自の好みの文様を、それぞれの衣装や調度に装飾的な意味で用いていましたが、段々と父祖伝来の文様が慣用されるようになり、一家の文様として定着してゆきました。

その後、武家社会においては、戦地において敵と味方を瞬時に判別する必要から、旗差物などに一族の文様を描くようになりました。一族の団結の象徴でもあるこの文様は、目印としての実際的な意味合いが強くなり、次第に簡略化されて、現在のような家紋の形となっていきました。