今日9月4日(日)は「初節句」についてです。

今日9月4日(日)は「初節句」についてです。

節句とは、一年の中で季節の節目となる日に行われる行事のことです。お祝いをするとともに、邪気の入りやすいとされていた季節の節目にお払いの意味も兼ね行われていたといわれています。

節句は1年間に5つあります。1月7日の「人日(じんじつ)」、3月3日の「上巳(じょうし)」、5月5日の「端午(たんご)」、7月7日の「七夕(たなばた)」、9月9日の「重陽(ちょうよう)」、それらを合わせて「五節句」と呼んでいます。

初節句は、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句のことを指し、特に華やかにお祝いをし、初めてを飾ります。

女の子の初節句は、3月3日の桃の節句に行い、一般的に「ひな祭り」として知られています。

元々は中国で発祥した「上巳(じょうし)の節句」という日で、3月上旬の巳の日に水辺で身を清め、宴会を催すことで邪気を払うという習わしがありました。それが3月3日と定められ、日本に伝わり、現在のひな祭りとして定着しました。

男の子の初節句は、5月5日の端午の節句(こどもの日)に行います。

こちらも中国から発祥した文化で、「端午」という言葉の意味は、「端」が「はじめ」、「午」が「午の日」を表します。

旧暦で午の月は5月にあたり、5月のはじめの午の日ということで5が重なる5月5日が「端午の節句」の日となり、日本へ伝わり定着しました。