今日５月２４日（火）は「素戔嗚尊（すさのおのみこと）」について⑤です。
出雲の鳥髪山（現在の船通山）へ降ったスサノオは、その地を荒らしていた巨大な怪物ヤマタノオロチへの生贄にされそうになっていた美しい少女クシナダヒメと出会います。
スサノオは、クシナダヒメの姿形を歯の多い櫛に変えて髪に挿し、ヤマタノオロチを退治しました。そしてヤマタノオロチの尾から出てきた草那藝之大刀（くさなぎのたち、紀・草薙剣）を天照御大神に献上し、それが古代天皇の権威たる三種の神器の一つとなります（現在は、愛知県名古屋市の熱田神宮の御神体となっている）。その後、櫛から元に戻したクシナダヒメを妻として、出雲の根之堅洲国にある須賀（すが）の地へ行きそこに留まりました。