今日2月28日(月)は「閏年」についてです。

今日2月28日(月)は「閏年」についてです。

うるう年とは、2月29日がある年です。漢字で「閏年」と書きます。平年の年間日数365日に1日を加え、実際の季節と暦とのずれを修正することが、うるう年を設けている理由です。なお、2月29日は「うるう日」とも呼ばれます。

平年の年間日数365日は、地球が太陽の周りを1周する公転周期にあたります。そして、地球の公転周期に基づいて作られた暦が「太陽暦」です。

しかし、地球の公転周期は正確には365日ではなく365.24219日です。小数点以下を時間に換算すると、公転周期と暦には毎年6時間のずれが生じます。1日は24時間であるため、4年に1度うるう日を設けると、ずれを修正することができるという計算です。

太陽暦は「グレゴリオ暦」とも呼ばれます。1582年、ローマ教皇のグレゴリウス13世が制定したことにちなんだ名称です。当時すでに、古代ローマ皇帝ユリウスが定めたユリウス暦がありましたが、季節と暦のずれが生じるために新たな暦を作ったとされています。

一方、日本では古くから、月の満ち欠けと太陽の動きの両方を基準とした太陰太陽暦が採用されていました。しかし、明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日と定め、太陽暦の年号として1873年が始まりました。現在、太陰太陽暦は旧暦と呼ばれています。